そして、糠床作ったその日からいきなり大根を漬けた。
3日目、臭い。
生ゴミの匂い。
塩が入ってないせいか。
そして塩無しだと浸かりも遅く、3日漬けっ放しだったので大根が悪くなりかけていたのかも。
前回の残りの少ない糠でスタートしたので漬けるのも大変。
ちょっと糠を足した。
水もドバドバ入れた。
塩も少な目で入れた。
説明書では必ず塩水を沸騰させる、とある。
なぜだろう。
- 雑菌の殺菌のため?
- 塩を水へ溶け込ませるため?
- カルキを抜くため?
とすると、水をそのまま入れるのも、塩をそのまま入れるのも全部ハズレだろうな。
とは言っても、説明書通りやってても多分田舎のしょっぱい漬け物が出来上がるだけだろう。
塩はどの道入れるならやはりちゃんと沸騰させるべきかもな。
糠を足す時点で冷ました沸騰塩水でやっときゃ良かったが、もう後の祭りだ。
昆布と椎茸と鷹の爪とみかんの皮は初日から入れてるが、別に大根には全然味がしみてない。
どうせ昆布入れるなら、昆布出汁とって入れると旨いんじゃないか?
職場で食べた糠漬けがべらぼうに旨かったのは、何か隠された秘訣が有るのだろう。
普通にやってたんじゃあの味にはなるまい!
塩水沸騰させるんじゃなくて、
昆布出汁へ塩水入れて冷まして入れりゃ良かったんだ!
まだタッパーの半分位の糠の量なので、あと半分は昆布出汁だな。
干し椎茸もそのまま入れても全然味しないし、戻し汁を入れるってのも良いな。
椎茸の戻し汁と昆布出汁と少量の沸騰塩水をまぜて冷ます、だろう。
みかんの皮も何か臭い。
スダチが安く売られてたのにみかんで代用しようとして買ったみかんがねだの割にまずかった。
この前別のスーパーで買ったみかんはめちゃくちゃ旨かったのにな。
普段行かないスーパーで買うと失敗するな。
いつも行ってるスーパーでたまたまその日新鮮な物が売り出しされている、そういう物が旨いのだった。
あまり行かない店へ行くと売れ残りを買ってしまうのだった。
昆布出汁はぶっちゃけ粉のやつお湯で溶いても良さそうだな。
みかんはまずいみかんだったのでさっさと取り出そう。
捨て漬けの役割果たしたかもな、ちょっと臭いけど。
昆布出汁試したいな。でも待てよ、昆布出汁は水から出すんだよな。
という事は、水出しした昆布出汁へ塩入れてふっとさせ、椎茸戻し汁を入れる。
ではどうか?
でも椎茸戻し汁自体は味が濃すぎるよな。
戻した椎茸は糠床入れっ放ししたら悪くなるよな。
本当は柚子入れたいけどまだ出回ってないし。
ていうか、柚子とかスダチって栽培簡単なのかな?もしかして。
柚子は季節物だけど、スダチは?
スダチって旅館とかでは一定量をコンスタントに消化する。
飾りでもあるし、客が使おうが使うまいが、皿へ乗せる。
ケチな旅館なら戻って来たヤツを次の客へ使い回すが、(朝食の鮭が足りず使い回した旅館と山小屋が実際有った)
生で物産展へ下ろす以外にも、食品加工会社へ卸せるなら安定した利益が発生する。
ただ、使う方は必ず納めてくれないと、商売が出来なくなるし、運送だとか工場のスケジュールとか全てのスケジュールの絡みが有るので、原材料が来ない様な事が起こる事は有ってはならない事、なのだ。
なので、プロの農家の範疇である。
が、放っといても実が成るのなら、生産者的に安定して販売も出来ると思えてしまうのだった。
それにしても、この前青森の訳ありりんごがめちゃくちゃ旨かった。
この時期はりんごが旬なせいもあるが、改良したり工夫を凝らして育てたからあの味が出たのだろう。
糠漬けすら上手く出来なくて情けない。
説明書通りでも失敗とは。
説明書がいい加減なのだろう。
料理のレシピ本通りやっときゃ普通は上手くいくよなぁ。
糠のパッケージの説明書はあてにせず、クックパッドとか見てやるべきだな。