登山専用のスパッツ、登山専用の分厚い長い靴下、重たい登山靴、重たいザック。
だから山は疲れると思っていませんか?
せっかく高価な登山用品を使っていても
疲れてしまうのなら、安い服で登った方がマシですよ。
スパッツならまだしも、登山用のズボンは重たかったり、伸縮性が無くても平気で登山用として売っていたりします。
安いフリースのルームウェアの方が百倍快適なんですが。
登山用のズボンは速乾性もなく、ただ引き裂きに対する強度が有ったりするだけで、登るに適した性能を備えていない物があります。
フリースなら速乾性で軽いし伸縮性もあり、安いです。
安いし軽いので、破れるのが怖いという人が仮にいるとしたら、予備のフリースを持って行っても、登山用の重たいズボンをはくよりマシです。
雪山へ行く訳でもないならゴアテクスとか必要ありません。
カッパがあるので必要ありません。
安物の靴が緩いので自分は登山用靴下を履いていますが、長さがあるので靴下の中へスパッツとかズボンを入れてしまいがちです。
引っ掛け防止のためというなら、岩場へ来たら不安であるなら裾を入れたら良いと思います。
クライミングではまずそんな事はしませんが、そもそも靴下履いてませんし。
登山中靴下の中へ裾を入れて歩くと乳酸がやたらとたまります。
大して歩いてない内から疲れるな、と思ったらウェア類が可動域を狭めていた、という事がよくあります。
自宅の階段で気が付いたんです。
靴下の中へズボンの裾を入れて階段登りをしていると、ずーっと乳酸が溜まりつづけて、しばらく乳酸が抜けません。
何なのだろう、この乳酸分解の遅さは…
と思っていたのですが、
靴下の中へ裾を入れていない時は全く乳酸が溜まりません。
息も切れません。
靴下へ裾を入れるか入れていないか、これだけの違いでこれほど乳酸の溜まり具合、乳酸の分解具合が変わって来るとは。
雲泥の差です。
何気なくやっている裾入れ、これは筋トレしてる様な物です。
登山へ行くと何かいきなり疲れる、という場合、可動域がウェアで狭められているか確認すると良いかもしれません。
貧乏登山の時はなぜか疲れなかった、
貧乏登山の時のウェアは安物のTシャツもしくは吸肝速乾Tシャツ、安物のフリースのルームウェア、安物の登山靴。登山用靴下(これはなぜか登山用)。
そんな装備で、荷物も超軽量の日帰り。
食料はバナナと飴。予備のチョコレートはまず食べた事がありません。貧乏登山でバナナと飴以外食べません。水も持って行きますが、全く飲みません。
山頂で飲む位です。
軽いのでポテチを持って行く事もありました。がさばるし、つぶれそう。
でも気圧が下がるので潰れません。
元々登山で水を飲まない体質なので、日頃水分摂取量が過剰だったのだな、と思います。
低山でもすごく重そうな荷物を背負って登る高齢者をよく見かけます。
高齢だからこそ用意周到なのは分かりますが、重さのせいで行動が危うくなるのはマズイです。
高齢だからと言って、筋力は鍛えていたら若者と引けを取りませんので、鍛えているなら、過剰な荷物は必要無いと思います。
筋肉を増やして荷物を減らす。それが必要です。
すっかり体力が衰えた自分ですが、荷物は若い頃と同じサブザック登山です。
サブザックというより、百均のザックで登る事も有りました。
ザックは、ツェルトでない限り荷物が収まっていれば良いのであって、分厚く強度のある重い物は必要ありません。
今はスーパーライトというコンセプトで超軽量登山装備がはやっている様なので、あえて言う必要も無いかもしれませんが。
登山で持っていきがちなのは、ウェアの予備と食料でした。
これは人によって違うかもしれません。
思ったより寒かったら怖いので軽い物なら逆に持っているべきです。
この前は速乾性Tシャツ1枚で低山を登っていたら登っている最中にも関わらず、汗で思ったより寒くなりました。速乾性なので殆ど水分は乾いているのですが。
いらないだろと思ったけれど安物のフリースをザックへ入れて来ていました。
荷物を減らしたつもりでも、その辺の用意周到さはカット出来なかった訳ですが、
山は寒いという当たり前の事も忘れていた訳です。
こういう忘れがあるので余計用意周到でないと対処出来ない、という感もあります。
なので山復活の際は、慣れるまでは荷物多めで良いんです。
そして次からは必要な物がハッキリ分かって来て荷物を減らす、という手順で良いんです。
体力無いので自炊道具なんか持って行けません。
コーヒーが飲みたけりゃ、沸かしたお湯をテルモスで持ってけば良いんです。
小屋があるならお湯は買えます。
年とったらテント泊なんてキツいだろうなぁ。
小屋泊は高齢の人が多いです。テント泊は若者から中年が多いです。
ですが、クライマーで小屋泊といってデイパックで入山し、泊まる予定の山小屋を素通りして1週間位の縦走コースを1日で多分駆け抜けて行ったと思われる人が、山小屋で昼食を取って行きました。
そう、自炊道具などもたず、小屋で食べると日帰りで縦走出来る可能性がある訳です。
ただし、クライマー位鍛えてないと厳しいかもしれません。
貧乏だと小屋泊や、小屋飯へお金を払えませんので、自炊道具を持っての縦走となるか、日帰り下山という計画を立ててしまいがち。
時間はたっぷりあっても車が下へおいてあるのでピストンとなる。
ある程度小屋を利用する金銭的余裕を持って、実際は泊まらないという選択は理想的です。
山小屋飯なんて、小屋の仕事で食べた以外は殆ど食べた事ありません。
小屋で食べたら楽だろうなぁ。
小屋へ入るのはスタンプ押すため、とかだった。
テント泊の申し込みとか。